【ヤル気スイッチ】なんていらない 2018.03.24

「オレ、理数系、からっきしダメだったから、この子はそうならないようにしてやりたい。」
「走りが遅くて運動会、嫌だったなあ。こうならないようにしてやらないと!」
「口下手でいつも損してるからなあ……。この子だけは話の上手い子に育てよう。」
 
はじめて子どもを授かったばかりのお父さん、自分が小さい時苦手だったこと、嫌な思いをしたことは、絶対この子に同じ経験をさせたくない!って強く感じませんか?
 

○楽々抜きん出た子に育つ方法がある!

 
今回は【苦手を潰すより、得意を伸ばす方が、親子ともども楽で幸せ】がテーマです。これを読んで頂くと、子どもが不得意なことよりも、子どもが得意なこと、喜ぶことに強く意識が向かうようになります。
 
子どもが得意なこと、大好きなことに親が意識を向け出すと、親子ともども大した苦労や努力をしなくても、子どもはその道の、超一流を目指す人に育っていきます。
 

 ○究極のズボラ子育て

 
小学生のころ走りが速かったお父さん、それって、走りこんで、練習して、やっとの思いで速くなりましたか?確かにサッカーや野球をはじめてからはそうでしょう。でも園児の頃を振り返っても、やっぱりあなたは周りより足の速い子だったはずです。
 
期末テストはどうでしたか?明日の科目が数英で、数学が得意、英語が苦手だったあなたなら、多分英語を重点的に勉強したと思います。でも得点は数学の方が絶対によかったはずです。
 
これを子育てに応用したらこうなります。
 
走りが速い子には走りを、算数が得意な子は算数を伸ばしにかかるのです。
走りの遅い子に無理に練習させたりしません。確かに走りは速い方がいいのかもしれません。でもそれは、せいぜい高校生までです。大人になってから、かけっこなんてほとんどありません。苦手科目などあって当たり前です。英語が出来なくても、ここは日本です。何とでも生きていけます。
 

わたしたちは小さい頃から【努力すること】【苦難にうち勝つこと】【とにかく頑張ること】は尊いことだと刷り込まれてきました。

その一方でがんばらなくても、何時間でも平気で出来ること、短時間に終えることができて、その成果が周りより明らかに優れていることには、親も先生もまるで評価してはくれません。家でも、学校でも、塾でも、会社でも、本人は特にがんばらなくても、ひとより早くうまくできて、やっている自分も楽しいことに対する賛美など、ほとんど無いに等しい状況です。
 
苦手を克服して出す結果より、労力も時間も格段に少なくてすむこと、これに着目するのがズボラ子育ての極意です。
 

○輪をかけて子育てが楽になる

 
子どもは大好きなことに熱中すると、その大好きなことをもっともっとやりたくなります。そしてふとした時、やりたいことをやり続けるために、足りない何かに気がつきます。それは知識だったり、経験だったり、自分を引き上げてくれる大人だったりとまちまちですが、とにかく世間一般の常識では“困ったことになった”と映ります。
 
でもこれは、困ったことになったのではないのです。実は学びのタイミングがきた、ということなのです。
 
大好きなことをやり続けるために、もしかしたら大嫌いだった科目の学習に取り組んだり、苦手な柔軟体操をはじめることになるかもしれせん。いずれもしても、子ども自身が決めたことですから、やり抜きます。結果がでます。でも弱音も吐けばグチも言います。
 
ここでのお父さんの役目は、口が裂けても「それみろ、好きなことばっかりやっていて、まともな大人になれるか!」などと言わないことです。厳しい様ですが、好きも極めず、苦手の克服もそこそこでしかなったあなたが、常識論を振り回しても、子どもの心には響きません。あなたの常識的な発言は、あなたのような中途半端な大人を再生産する手助けをするに過ぎません。
 
あなたがすることは、子どものグチや弱音をじっくり聴き、心身の健康を守り、子どもが大好きなことを継続できる、必要なお金を稼いでくることです。
 
 

○そして、気がついたら、抜群の子に育っていた


大好きなことをしているときの学びは、長時間だろうと困難だろうと、子ども自身は苦痛を感じません。ここが苦手を克服するためのがんばりとは、根本的に異なる点です。

大好きなことをしているときの努力は楽しい反面、苦手なことを克服するための努力は苦痛を伴うのです。
 
頑張らなくても、勝手にココロとカラダが動いて、自分を導く状態に入った子どもは、前に向かう努力が楽しくてたまらなくなります。
 
子どもがここまで来てしまうと、親の出番はほとんどなくなります。
ときどき「休んだら?」と様子をみてあげる程度しか、することがなくなるのです。
 
つまり、小さい時に大好きなことが見つかり、それを親が守り育ててあげさえすれば、その子は“親がいても育つ”子に成長するということなのです。
 

○ズボラが上手いお父さんはココが違う

 
そうかと言って、苦手がない、苦手が少ない方がいいに決まっています。どんな親でもそう思います。でも重箱の隅をつつくように、モグラ叩きのように、苦手ところ、ダメなところをあげつらって、叱りつけても、子どもはできるようにはなりません。たたただ反発するだけです。かつてのあながそうであったように、ね。
 
ズボラが上手いお父さんは、この辺りの見極めが神業です。少々の不得手には目もくれず、伸びると見たその一点に集中して、わが子の得意を伸ばすのです。
 
一点に集中するものの、一気呵成にせず、時間も手間もお金も、ジワリじわりとかけていくのがコツです。
 
一気にやらないのは、
  1. 本人にも、お父さんにも、思い違いがあること
  2. 親があまりにも必死過ぎると、せっかくの子どもの才能を、つぶしてしまうことがあること
  3. 運動なら小さい時にやり過ぎて、17,8歳の一番活躍したいとき、もう故障している可能性があること
    などの理由によります。
 

○ますます抜きんでる子に育つ

苦手に一切目をつぶれとは言いません。人と人の間で生きるためには、克服しなければならないことの幾つかは、必ずあります。そこは親としての責任でがんばらせましょう。
 しかし、小さいときからずっと、あなたが子どもの得意なことを必死でさがし、それを伸ばし続けたとき、あなたの一家の近未来はどうなるか、想像がつきますか?
 
あなたの家は、親が子どもを褒めることが、非常に多い家族になります。
子どものことを肯定的に見ることが、当たり前まえの家庭になります。
 
これを子どもの側から見ればどうなるでしょう。
子どもは、あなたのお家の子どもであるというだけで、自己肯定感の高い人に育って行きます。いい意味の自己肯定感は、抜きん出た子を、ますます抜きん出るでる子にする、特効薬なのです。
 
 

○からくりはカンタン

 
それでもほとんどのお家では、夫婦二人ともが、子どもの得意だけを伸ばして、苦手に目をつぶるなんて、到底出来ない相談だと思います。
 
そんなときは奥さんと話し合って、夫婦の大まかな役割分担をしてみてください。
奥さんが小言を言ってでも苦手つぶし役を買って出てくれるなら、あなたは子どもをたくさんヨイショして、自信をつけさせ、得意を伸ばす役をやらせてもらえばいいのです。
 
それもムリなら、
 
夫婦二人ともが、苦手つぶしタイプにならない。
 
ここからはじめてみてはいかがでしょう。